F君
平成24年の夏から床矯正治療をはじめて、この春に来院された時の正面の写真。
小臼歯を抜くこと無く、床矯正だけで得た歯並びです。
まだ交換していない乳歯も残っていますが、初診のときから比べて身体もしっかりと大きくなり、 身長も私はとっくに抜かれてしまいました。
BEFORE
<初診時>
見た感じ、かなり歯がでていますね。 しかし、中切歯の傾きは正常でした。
下あごが後退しているため、見かけ上の出っ歯になっているのです。
この出た感じの前歯を後ろに押してひっこめるのではなく、この前歯の傾きはそのまま、下あごの位置をもっと前の方に導き、
正しい位置で 咬めるようになることを目標にここまでがんばってもらいました。加えて、彼の上顎中切歯はとても大きくて幅径が10.5mmありました。日本人男性の平均値が8.6mmですから、かなりの大きさです。
側切歯も小さいとは限りませんので、抜歯をせずに 乳犬歯の間に切歯を4歯並べるため上あごを横方向に広げました。 永久歯の犬歯が予定の位置に並ぶまでは、月に1回くらいの割合で来院していただいていました。
その後は春・夏・冬のお休みの時に診せていただいております。 この春には中学生になられましたので、1年に1回位、第2大臼歯が正しく生え揃うまでは、 見届けさせていただくつもりです。
<期間>
<費用>