-1才のマタニティ歯科

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マイナス1才からの予防

妊婦さんは、ホルモンバランスの変化や、つわりによってケアが不十分になり、むし歯や歯周病にかかりやすい状態にあります。お母さまの口腔内環境が悪いと、生まれてくる赤ちゃんにも悪影響を及ぼしてしまうリスクが高くなります。

 

虫歯の家庭内感染

生まれたばかりの赤ちゃんのお口のなかにはむし歯菌は存在しません。にもかかわらず子どもがむし歯になってしまうのは、お母さんをはじめとするご家族から感染するためです。特に一番近くにいるお母様が感染源となることが多く、お母様のお口の中の虫歯菌が多ければ多いほど赤ちゃんへの感染リスクも高くなります。

お母様をはじめ感染源となり得るご家族全員が定期的に歯科健診を受け、虫歯菌を減らして「家庭内感染」を防ぐ必要があります。そのためには、出産前に適切な治療を受けることが大切なのです。

 

歯周病は早産・低体重児出産のリスクが約7倍に

妊娠中のむし歯予防は重要ですが、同時に歯周病(妊娠性歯周炎)にも注意しなければいけません。妊娠中の女性の歯齦の溝内浸出液には女性ホルモンが体内から流れ込んでくるため、特に女性ホルモンを発育源としている歯周病菌であるPrevotella intermediaが爆発的に増える可能性があります。妊娠女性の約4割は「歯茎の出血や腫れ」を自覚しているといわれています。

妊娠中は歯周病にかかりやすいうえ、歯周病の妊婦さんはそうでない妊婦さんに比べ早産・低体重児出産のリスクが約7倍に高まるというデータがあります。妊婦さんがが喫煙すると早産、低体重児出産など、お腹の赤ちゃんによくない影響があるということは既によく知られていますが、先に述べた妊婦の歯周病によるリスクはこれと同程度です。
妊娠中は、体調が優れない日も多いと思いますが、できるだけ積極的にマタニティ歯科を受診してお口の健康管理をお薦めさせていただきます。

 

出産後、3カ月以内の歯科医院の受診診が重要

生後間もない赤ちゃんは歯がないため、むし歯になることはありません。しかし、歯ではないところに健康を阻害する原因が潜んでいることがあるのです。たとえば、この時期に舌の位置や唇の動き、鼻の機能に問題があると、将来の歯並びに悪影響が及んでしまうことがあります。

また、なぜ「3ヶ月」なのかと言うと、生後3ヶ月くらいまでは知覚がないからです。もし、舌などに問題があって手術が必要になっても、生後3ヶ月以内なら無麻酔で治療できます。もちろん3ヶ月を過ぎても治療はできますが、知覚が生じるために全身麻酔が必要になるなど、赤ちゃんに負担を強いることになってしまいます。