虫歯が無いことが普通である時代

虫歯は最もコントロールできる疾患といわれるまでになりました。

 

新丸子・武蔵小杉の一戸歯科医院では、
患者さんそれぞれの虫歯になりやすさをいろいろな方法で診査し、評価して、
そのリスクの度合いに応じた予防プログラムを用意しています。

 

検査は、
・視診
・エックス線検査 
・写真検査 
・唾液検査(何種類かあります)

 

Riskの評価は、4段階  
・Low
・Moderate
・High
・Extream

 

それぞれのステージごとに予防に有効な処置が用意されており、
プログラムに沿って効率よくケアをし、虫歯にならないようにマネジメントしていきます。
当院では診査、検査、評価を経て、プログラムに沿ってマネジメントをさせていただくことまでを
「カリエスリスクアセスメント」とよんでいます。

 

さて、上記のいろいろな診査、検査のなかでお口の中の環境を最も客観的に把握できるのはどれでしょうか?

それは、唾液検査です。
例えば、内科を受診した際の血液検査に匹敵すると言ってもよいでしょう。

 

先日、大勢の前でお話しさせていただく機会がありました。
いつになく緊張してしまい唇が前歯にはり付いて元にもどらなくなりました。口の中はからっからです。
お口の中の環境は、食事や、その時の身体や精神の状態など、いろいろな要因で変化します。
唾液はその変化に対応して環境整備を行うもののひとつです。

 

<唾液検査について>
下記の様々な角度から検査いたします。

・唾液にはお口の環境の情報がいっぱいです。
・唾液の中の虫歯菌の数
・食後に酸性になったお口の中を アルカリ性に戻す能力
・一定時間内に分泌される唾液の量

 

唾液検査の方法
唾液を採取するために味の無いガムを5分間かみます。
採取した唾液は量を計測し、試薬や培養で検査します。量と緩衝能はすぐにわかりますが、
菌は培養するため時間がかかります。
お子様の年齢が低く、唾液の採集ができないときは母親の唾液で検査します。

唾液検査で判定するのは、唾液の分泌量。
洗浄作用や抗菌作用を持つ唾液の分泌量が少ないと虫歯や歯周病のリスクは高くなります。

 

唾液の緩衝能
中性に戻す能力(緩衝作用)が弱いと酸に負けて虫歯のリスクが高まります。

 

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唾液に含まれるミュータンス菌の数量

ミュータンス菌 48時間培養後
ミュータンス菌 48時間培養後

 

虫歯菌といえばミュータンス。
生まれたばかりのあかちゃんの口腔内には存在しません。
つまり生後に、誰かから感染するのです。

唾液に含まれるラクトパラチス菌の数量

ラクトバチルス48時間培養
ラクトバチルス48時間培養

 

お口の中で糖を分解し酸を発生させ、すでにある虫歯を重症化させるといわれています。
※ミュータンス菌とラクトパラチス菌、どちらの菌も多いほど虫歯のリスクは高くなります。

 

治療から予防へ

虫歯や歯周病になってから治すよりも、ならないように予防に力を入れるべきとはいっても、
唾液検査が保険適用外であるように、制度的に予防医療より治療医療なのが現実です。
しかし、時代は確かに予防歯科へと向かっています。
新丸子・武蔵小杉の一戸歯科医院では、床矯正を始める患者さんには、唾液検査を含む
「カリエスリスクアセスメント」を実施しております。
いたづらに手間をかけ、我慢するばかりが予防ではありません。
新丸子・武蔵小杉の一戸歯科医院では、なぜ虫歯になるのかを理解していただくことにも力を注いでおります。